【小規模事業者持続化補助金コロナ特別対応型】クラウドサービスの導入費用は対象になるの?

クラウドサービスとは?
インターネット上にあるサービスをインターネットに接続して利用するサービスをいいます。
例えばGmailとかYahooメールみたいに、ソフトがPCに入っていなくても、インターネット上で利用できるサービスがこれに当たります。
無料で利用できるGoogleが提供しているようなサービスも多いですが、特定の業種や職種に特化したサービスには導入費用が高額なものが多いです。
では、これが小規模事業者持続化補助金コロナ特別対応型の対象経費になるのでしょうか?
対象経費の内容
対象となる経費は次の13個の類型

ただし、この中に該当する場合でも、次の中に該当すると対象外となります。


クラウドサービスの導入費用は?
機械設備でもないし、広報費でもないし、当てはまらないのかなとおもいますよね。
ですが、コロナ特別対応型と言えるのは、以下の条件に該当する場合です。

そして、C:テレワーク環境の整備の事例として、このように書かれています。

はい。ここにクラウドサービスの導入と書かれていますので、補助対象経費に該当します!
注意点
1.テレワーク環境の整備のための導入に限定
上記のように、テレワーク環境の整備事例として書かれていますので、単純に業務効率向上のためクラウドサービスの導入をしたいという計画では採択されないと思います。
そのため、どのようなクラウドサービスを、どのような目的で導入するのか?という点を見直す必要があります。
2.すでに利用しているサービスから乗り換える場合
小規模事業者持続化補助金の事業目的は、「持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取組みに要する費用の一部を補助するものです」と記載されています。すでに利用しているサービスを同じような新しいサービスに乗り換えることが、販路開拓と言えるでしょうか?
私は疑問に感じます。
ただ、すでに利用しているサービスでは解決できない課題を解決できるサービスに変更するような場合は、販路開拓と言えるのではないでしょうか?この判断は難しいですね。事案ごとの判断になるかと思います。
乗り換える場合に発生するキャンセル料等は、補助対象とはなりませんのでご注意ください。(上記補助対象外の経費22番)