【取材】補助金を受け大きな一歩。新しい事業のキーワードは“温かさ”

みなさんは「イベント業」ときくとどんなイメージが浮かぶでしょうか?

いろんなイベントの裏でがんばっている人たち、企画運営してイベントごとをスムーズにこなす人たち。そんなイメージがわきませんか。

しかしこの記事を読めば、あなたの“イベント業”のへのイメージが大きく変わることになるかもしれません。

今回ご紹介するのは『ハッピークリエイト合同会社』の給付金コンサルを受けた一人である、Sさん。関わる人を幸せにするような方です。

そんなSさんが行っている事業、そして補助金を通して今後どのように事業を展開していきたいと考えているのか。お話をきいてみましたのでご紹介します。

始めたきっかけは“人に良い出会いをもたらしたい”という想いから。

イベント業の会社を設立してから8年。Sさんはさまざまなイベントを通し、主に集客することを行ってきました。

Sさん:「手にすごい技術がある人がたくさんいるんです。しかしそれを広めようにも、集客の方法がわからないという方も多くいらっしゃるんですよね。」

こういったことはよく“レストランのシェフ”が例に挙げられます。

料理の手腕はものすごくても、それを多くの人に知ってもらったり実際に来てもらうようにするための知識はない、といったような。

Sさんはそのような方たちに対し、目的に合わせ多くて30人以上の人を集めることもあるのだとか。

Sさん:「ただ、私の集客法ってけっこう変わってて。その集め方にはかなりこだわるんです。」

聞く話によると、Sさんはどんなイベントにも“不特定多数”へ向けた集客を行わないとの事。

そんな集客が、実際に可能なのでしょうか。

Sさん:「私がポリシーとしていることがあって。それは“きちんとつながってほしい”ということなんです。」

世の中にはオフ会や趣味での集まり、そして街コンのようなものまでいろんな企画イベントがありますね。

しかし、Sさんがもとめているのは、けして「楽しかったイベント」という、その”1回きり”で終了というものではないんです。

イベント主催者の目的や意志を尊重し、最大限それに合った人を参加させるということに強くこだわっているんですね。

Sさん:「私が声をかける相手としては『Sさんが言うなら間違いないね。』という言葉がでるくらいの信頼関係でつながっています。」

なるほど、これが“不特定多数”へ向けた集客を行わないSさんとしてのこだわりなのですね。

たしかに集客を依頼する側としても「人は集めますけど、どんな人が来るかわかりませんよ~」という状況には不安がつきまといます。

しかしきちんと「私が信頼してご紹介できる方を集めます。」と言われれば、そこに”安心感”が生まれる。そういった人への気遣いがいちばん大切なのだと、Sさんは語ります。

このようなSさんとしての“こだわり”が、たくさんの信頼と安心を生み出しているのですね。

補助金を受けたことで踏み出せた、大きな1歩

Sさん:「今回、私が補助金を申請しようと思ったのも実は“次の一歩”を踏み出したかったからなんです。」

2020年に入り、コロナの影響を少なからず受けたことで事業にも支障がでてしまったSさん。しかしこのような状況でもできることはたくさんあると語ります。

Sさん:「私、これからオンラインサロンを作りたいんです!」

爽やかな笑顔でそう話すSさんには「世の中がコロナの影響で大変だから」という不安や恐れというものを、まったく感じませんでした。

Sさんが立ち上げるオンラインサロン。しばらくはこれまでのような密になってしまうような活動はできないけれど、とにかくオンライン上でも“つながり”が持てるような環境を作りたいとの事。

在宅ワークをしながら窓から同じような景色を見る日々。そして仲間と会う機会も減るなどして、多くの方が心に“孤独”を抱えこんだ2020年。

重田さんの胸のなかでは、かつてよりイメージしていた「オンラインサロン設立」の気持ちが大きくなりつつありました。

Sさん:「でもここで私に立ちはだかったのは『ホームページの作り方がわからない』『自分で調べると時間もかかり本業に集中できない』といった”技術的なこと”だったんです。」

たしかに普段からホームページ作成など行ってないかぎり、素人には1からオンライン上にホームページを作り上げるのは困難ですよね。

Sさん:「しかしいざ外注しようとすると、その料金がまた高額で・・・。とても個人には負担が厳しいという印象でした。」

そんなときにハッピークリエイト社の行政書士さんの紹介を受けたSさん。自分の事業がどんな補助金の対象となるのかについて丁寧におしえてくださったそうです。

このときSさんが受けた補助金は『小規模事業持続化補助金』

この補助金を受けることで、念願だったオンラインサロンのホームページ作成、そしてその運営費にも充てることができる。ついに念願だったオンラインサロン設立とそのホームページまでできてしまう!

補助金を受けた事で、Sさんにとって自分がやりたかったことへ向けての道が大きく拓けた瞬間でした。

これによりSさんは夢に向け、大きな1歩を踏み出すことができたのですね。

これから立ち上げるオンラインサロン。キーワードは“温かさ”。

これから立ち上げるオンラインサロンは「あそこに行けば仲間がいる」「仲間と好きな話をすることができる」という環境を作りたいと語るSさん。

外で疲れてしまった心を元気にしていきたいという願いがあるそうなんです。

 Sさん:「自分の好きなことできちんと収益もあげてほしい。純粋におもしろいし、ワクワクする仕事ならいくらでも時間をかけて取り組めるんだ、ということを皆にも感じてほしくて。」

ここまでサロンメンバーの事を想うSさんはきっと素敵なサロンオーナーになること間違いなしですね!

Sさん:「私が人とかかわる上で絶対にブレないことがあります。 それは、人とのご縁を大切にすること。相手を想い、そしてその想いを組むことです。」

このように語るSさんの目には、力強い光を感じました。とにかく“人”が大好きだ!という気持ちがビシビシと伝わってくるような感覚。

Sさん:「だから私が開催するイベントに来てくれる人には、きちんと意味のある出会いをしてほしいんです。」

人の“想い”を大切にするSさんは、同じ想いで参加してくれるメンバーの方々に「楽しかった」という気持ち以上のものを持ち帰ってほしいのだと語ります。

そして素敵な時間をつくるためには“美味しい料理”が欠かせないという想いから、なんと自身で作った料理を振舞うということも行っているのだとか。

たしかに、どんなに楽し気なイベントだったとしても料理がマズければ・・・なんとなくチープな時間を過ごしてしまったような気持ちになってしまうものですよね。

しかし逆に料理が美味しかったイベントというのは話もはずみ、純粋に素敵な時間を仲間と共有しているような気持ちになるもの。こういうことから、Sさんは“食”を突き詰めることに妥協しないのですね。

Sさん:「私のまわりでも収益に目が行きすぎて“食”を後回しにする人は散見します。 でも私のイベントではご飯を楽しみに来てくれる人がいるくらいで(笑)。 でも家庭の料理っていう感じの、“温かさ”を感じる手料理をがんばって出していますよ。」

Sさんの語る“温かさ”

将来的にはイベントに参加してくれた人やサロンメンバー同士が家族ぐるみでも付き合えるほどのつながりにしたいのだとか。

先述しましたが、今の時代どこか心に”孤独”を感じてしまう人は多くなっています。

そんなときには何かしら人や社会とのつながりを持ちたくていろんなイベントに参加するも、それが思わしくなくてまた心を閉ざしてしまうような人もまた多いのだとか。

そんな方々にはぜひ、Sさんのイベントに参加してほしいものですね。

人とのご縁を大切にする。そして相手を想い、その想いを組む。そんな温かいイベントを行うオンラインサロンに今後の期待が高まりますね!

ライター:イチノセ ハヤト

HAYABRO(ハヤブロ)管理人

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